カウンターの上のメニューや、店頭のおすすめ表示をデジタルにすると、印刷や貼り替えの手間が減り、時間帯に合わせて見せ方を変えられます。海外ではカフェやファストフード店を中心に、Fire TV Stick などの安い端末とクラウド型CMSでメニューボードを作るのが一般的になっています。

デジタルメニューボードでできること

  • 時間帯で自動で切り替える:朝はモーニング、昼はランチ、夜はディナーとお酒、とスケジュールで切り替える
  • すぐに差し替える:価格の変更や売り切れ、季節のメニューを管理画面から反映する
  • 動きで目を引く:湯気の立つ料理の動画や、期間限定メニューのスライドで注文を後押しする
  • 複数店舗でそろえる:本部で作ったメニューを全店に配信し、店舗ごとの違いだけを変える

メニュー作成に使える機能

CMSによっては、メニューボードを作るためのアプリやテンプレートが用意されています。

  • Yodeck:メニューボード用のアプリ(DSMenu)と、多数のテンプレートが使える
  • EasySignage:DSMenu や MustHaveMenus などのメニュー用アプリに対応。日本語の管理画面と円建ての料金
  • MangoSigns:メニュー用アプリと Canva 連携がある

また、多くのCMSは Canva との連携に対応しています。Canva でメニューのデザインを作り、そのままサイネージに表示できるので、デザインの専門知識がなくても見栄えのよいメニューを作れます。

画面の選び方

  • カウンター上の横並びのメニュー:同じ大きさの画面を2〜3枚並べると、メニューの量が多くても見やすい
  • 店頭のおすすめ表示:縦置きの画面はポスターの代わりとして目に留まりやすい
  • 窓際・屋外に向けた表示:外の光に負けないよう、明るい業務用ディスプレイが必要。屋外に置く場合は防水や許可の確認も必要になる(屋外サイネージ・LEDビジョン)

見やすいメニューにするコツ

  • 1画面に載せすぎない:遠くから見ることを考え、文字は大きく、品数は絞る
  • 写真は明るく大きく:料理の写真が伝わる一番の情報
  • 価格は目立つ位置に:価格が探しにくいと、注文の前で迷わせてしまう
  • 動きは控えめに:常に全体が動いていると、かえって読みにくい

詳しくはサイネージのコンテンツ作りのコツで解説しています。

始め方の例(小さな店舗の場合)

  1. 今あるテレビ、または安いモニターを用意する
  2. Fire TV Stick をつなぎ、Yodeck か EasySignage の無料プランで1画面を試す
  3. Canva やテンプレートでランチとディナーのメニューを作る
  4. スケジュールを設定して、時間帯で自動で切り替わるようにする
  5. うまくいったら、画面を増やしたり、業務用ディスプレイに替えたりする

費用を抑えて始めたい飲食店には、この「無料プラン+ストリーミング端末」の組み合わせが試しやすくおすすめです。