Samsung や LG などの 業務用ディスプレイ の多くは、本体の中に小さなコンピューター(SoC)を持っていて、サイネージ用のアプリを直接入れることができます。Fire TV Stick などの外付け端末がいらないので、配線がすっきりし、故障の原因になる部品も減らせます。

家庭用テレビとの違い

項目 家庭用テレビ 業務用ディスプレイ
想定している使い方 一日数時間の視聴 長時間の連続表示
サイネージアプリ 基本的に入れられない 機種によって本体に入れられる
明るさ 室内向け 高輝度のモデルもある(窓際・店頭向け)
縦置き 想定外のことが多い 縦置きに対応したモデルがある
価格 安い 高め

注意したいのは、家庭用の Samsung や LG のテレビは、サイネージCMSの対象外のことが多い という点です。たとえば EasySignage の公式のよくある質問でも、家庭用の LG・Samsung のスマートテレビには対応していないと書かれています。購入前に、業務用(サイネージ用)のモデルかどうかを確認してください。

対応している主なCMS

当サイトで調べた範囲では、次のCMSが Samsung(Tizen)と LG(webOS)の業務用ディスプレイに対応していました。

  • EasySignage:Samsung・LG に加え、Philips・Sony など業務用ディスプレイへの対応が幅広い。日本語の管理画面あり
  • Yodeck:Samsung・LG・BrightSign などに対応。日本語の管理画面あり
  • Kitcast:Samsung・LG・BrightSign に対応。Apple TV と混ぜて使える
  • Signage Rocket:業務用ディスプレイの内蔵プレーヤーを前提にしたCMS。90日間の無料お試しあり
  • PinToMind・Fugo・Pickcel なども対応

対応している機種やOSの版はCMSごとに違います。導入前に、各社の対応機種の一覧で型番を確認しましょう。

向いている場面

  • 店頭・ショーウィンドウ:高輝度のモデルなら、明るい場所でも見やすい
  • 受付・ロビー:配線を見せずにすっきり設置したい場所
  • 複数店舗への展開:同じ機種でそろえると、設定や保守がまとめやすい
  • 縦型の表示:縦置きのポスター型サイネージ

導入するときの進め方

  1. 使いたいCMSを決め、無料お試しで操作性を確認する(最初は Fire TV Stick などで試してもよい)
  2. そのCMSが対応している業務用ディスプレイの機種を確認する
  3. 設置場所(壁掛け・スタンド・天吊り)と電源・ネット回線を確認する
  4. ディスプレイにCMSのアプリを入れ、画面を登録する

壁掛けや天吊りの工事、複数台の設置、保守まで任せたい場合は、サイネージの導入を専門にしている会社に相談するのが確実です。業者に任せる目安や見積もりで確認したい点は設置・導入の進め方にまとめています。