「サイネージはいくらかかるのか」は、構成によって大きく変わります。テレビ1台に安い端末をつなぐだけなら数万円で始められる一方、屋外の大型LEDビジョンになると、機器と工事で大きな金額になります。ここでは、費用を5つに分けて考え方を整理します。

費用の内訳

費用 内容 一度だけ/毎月
画面 テレビ、業務用ディスプレイ、LEDビジョン 一度だけ
再生端末 Fire TV Stick、Apple TV、Raspberry Pi、業務用プレーヤーなど 一度だけ
CMS 中身を配信・管理するサービスの利用料 毎月(または年払い)
設置工事 壁掛け、天吊り、配線、屋外の基礎工事など 一度だけ
運用 電気代、ネット回線、中身の制作・更新の手間 毎月

画面と端末

  • 今あるテレビ+ストリーミング端末:いちばん安い組み合わせ。小さな店舗や社内掲示の試しに向く
  • 業務用ディスプレイ:長時間表示や明るい場所に強いが、家庭用テレビより高い。内蔵プレーヤーがあれば端末代が不要になることもある
  • LEDビジョン:大型・屋外向け。機器の費用に加え、工事や許可の確認が必要(屋外サイネージ・LEDビジョン)

端末は、Fire TV Stick のように安いものから、BrightSign のような業務用プレーヤーまで幅があります。台数が増えるほど、端末の故障や交換の手間も費用として考えておきましょう。

CMSの月額料金の目安

当サイトで調べた海外製クラウドCMSの、1画面あたりの料金の目安です(2026年10月時点、各社公式ページより)。

CMS 1画面・月の目安
EasySignage 無料(1画面・透かしあり)/¥833〜(年払い)
Yodeck 無料(1画面)/$8〜
Kitcast $7〜(年払い)/$9〜(月払い)
MangoSigns $8.95〜(年払い)
Directable $7.50〜$10
Fugo $20〜(年払い)
PinToMind €19〜(年払い・1画面)
SignageNow 無料/€10〜(アカウント単位・画面数無制限)

多くの会社で、年払いにすると割引になります。また、上位プランにすると、高度なスケジュール機能、ユーザー権限、連携アプリなどが使えるようになります。外貨建ての場合は、為替やカードの海外利用手数料も考えておきましょう。

運用の費用

  • 電気代:画面の大きさと点灯時間で変わる。営業時間外は自動で消す設定にすると節約できる
  • ネット回線:既存の回線を使えることが多い。動画を多く配信する場合は回線の余裕を確認する
  • 中身の制作:自分で作るなら手間、外注するなら制作費がかかる。テンプレートや Canva 連携を使うと手間を減らせる

費用を抑えるコツ

  1. 最初は1画面、無料プランで試す:必要な機能がわかってから有料プランを選ぶ
  2. 今あるテレビやモニターを活用する:試すだけなら新しい画面はいらない
  3. 年払いで割引を受ける:使い続けることが決まってから
  4. 端末の種類をそろえる:設定や保守がまとめられ、手間が減る
  5. 必要な場所だけ業務用にする:明るい店頭や長時間表示の場所だけ業務用にし、ほかは手頃な機器にする

まず小さく始めて、効果が見えてから広げるのが、サイネージの費用を無駄にしない一番の方法です。