Raspberry Pi(ラズベリーパイ) は、手のひらに乗るほど小さなコンピューターです。安くて消費電力が少なく、サイネージの再生専用機として世界中で使われています。いくつかのサイネージCMSは、Raspberry Pi 用の専用OSイメージを配っており、書き込むだけでサイネージ専用機として動かせます。

対応している主なCMS

CMS 内容
Yodeck Raspberry Pi を中心に育ったCMS。年払いプランなら、設定済みの専用機「Yodeck Player」が無料で付く
EasySignage Raspberry Pi 5 に対応。日本語の管理画面・円建て料金
PinToMind Raspberry Pi 5 を推奨し、専用OS入りの本体の注文も受け付けている
PosterBooking Raspberry Pi OS に対応

Kitcast は公式ページの中で、Raspberry Pi への対応の記載が食い違っていたため、当サイトでは「不明」としています。

準備するもの

  • Raspberry Pi 本体(新しく用意するなら Raspberry Pi 5 が候補)
  • 対応した電源アダプター
  • microSDカード(CMSの推奨容量を確認)
  • ケース(熱を逃がせるもの。ファン付きや放熱ケースが安心)
  • micro HDMI→HDMI のケーブル(Raspberry Pi 4・5 の映像出力は micro HDMI)
  • 有線LANケーブル(できれば Wi-Fi より有線が安定)

国内でも販売店から購入できます。電源やケースがセットになった商品を選ぶと手間が少なくなります。

始め方の流れ

  1. CMSのアカウントを作り、Raspberry Pi 用のOSイメージ(またはインストール手順)を確認する
  2. パソコンで microSDカードにOSイメージを書き込む
  3. Raspberry Pi に microSDカード・HDMI・LAN・電源をつないで起動する
  4. 画面に表示される案内に沿って、管理画面にその端末を登録する
  5. プレイリストを作って配信する

メリット

  • 端末が安い:ストリーミング端末と同じくらいの費用で、サイネージ専用機を作れる
  • 消費電力が少ない:一日中つけっぱなしでも電気代を抑えやすい
  • 有線LANが使える:Wi-Fi が不安定な場所でも安定しやすい
  • 専用機として使える:家庭用のストリーミング端末のように、余計な画面やお知らせが出にくい

注意点

  • 組み立てと初期設定がやや手間:OSの書き込みなど、パソコンの作業が必要
  • microSDカードの寿命:書き込みが多いと劣化することがある。予備を用意しておくと安心
  • 熱:放熱の悪いケースでは動作が不安定になることがある

Yodeck Player を使う方法も

Yodeck を年払いで契約すると、Raspberry Pi 4 をもとにした設定済みの専用機「Yodeck Player」が無料で付いてきます(単品購入は $85、4K版は $155)。ただし、日本向けのプラグの選択肢はなく、関税は購入者の負担です。日本の100Vで使えるかは、届いたアダプターの表示を必ず確認してください。

自分で組み立てるのが面倒な場合は Yodeck Player、国内で部品をそろえて自由に使いたい場合は Raspberry Pi 5 を自分で用意する、という選び方がおすすめです。